丹後寿屋の特徴
白生地から完成品までを、多くの職人の手を経て作っています。職人一人ひとりが「伝統の技と手作りの心を忘れない」を常に心に置き、作業を行っています。
丹後ちりめんの別織り素材にこだわり、多種多様な染め技術を考案し、逸品オリジナルを大切に心込めた作品作りをいたしております。インターネット上では、素材感、地色等があまりお伝えできませんが、多数のお客様よりお喜びの声をいただいております!礼装からお洒落着物まで、お客様のご要望をお聞きし、一人ひとりに合ったお着物と帯の組み合わせをご提案いたします。
※着物のお手入れ(洗い・シミ抜き)、染め替え等、着物に関する事はなんでもご相談ください。気になる点がございましたらお気軽にご連絡ください。
TEL:0772-72-2496
丹後ちりめん
我が国の絹織物の歴史は古く、紀元2~3年頃には高級な絹織物が生産され、丹後地域から「あしぎぬ」という太糸で織った粗製の絹布が聖武天皇に献上され、現在正倉院御物となっています。丹後でも江戸時代中期、ちりめん織りの技術が、この地に根付きました。
ちりめんとは縮緬と書き、縦糸に撚りのない生糸、緯糸に強く撚りをかけた生糸を平織りし、精練によって布の表面にシボを作りだした絹布です。
このシボがあるために、光線の乱反射が起こり、ちりめん特有の光沢にいっそうの深みをそえます。
夏紋紗、お召し縫取ちりめん、新玉駒羽二重、玉駒紬、千八どんす、玉姫紬、紋意匠などの丹後寿屋オリジナルがあります。
取扱品目
振袖
一般的には未婚女性の第一礼装となります。晴れ着として着用される機会が多く、成人式、卒業式披露宴などでよく着用されています。(本来振袖は「若い女性の着物」であり、未婚・既婚の制約はございません。)
黒留袖
既婚女性の第一礼装です。黒地に五つの紋が施されていて胸元・袖に柄がないのが特徴です。結婚式場で新郎新婦の親族がよく着用しています。
色留袖
地色が黒以外で作られた留袖です。五つ紋を入れることで格式高いものとなりますが、三つ紋、一つ紋の略礼装として着用されることが多いです。(宮中では、第一礼装に黒留袖ではなく色留袖を着るのが慣習となっています。行事に出席される場合は、色留袖の五つ紋を着用いたします。)
訪問着
準礼装として着用可能な着物です。色留袖と違い胸元・袖に柄があるのが特徴です。紋を入れることによって格式を高めることができます。フォーマルな場以外でも、パーティなど幅広い場所・用途で年齢問わず着用できます。
附下
訪問着よりも柄が少なく、シンプルな作りになっているのが特徴です。訪問着に準じる着物です。
小紋
同じ模様が繰り返し一方向に描かれている着物のことです。カジュアルな場で着用される着物です。
色無地
白生地に一色で染まった柄がない着物です。紋を入れると略礼装として着用することができます。また帯の種類でも格式を表現することができます。
コート・羽織
着物の上から着るものです。外出時の防寒、帯や着物の汚れを防ぐため、またはお洒落で着用されます。
長襦袢
長襦袢は、汗やよごれが着物に直接つかないように着物着用の際、事前に着るインナーのようなものです。袖振りや袖口から長襦袢の色、柄が見えるため、着物とのコーディネートをお勧めいたします。
袋帯
お太鼓を二重に結ぶことができる帯です。礼装用の着物に合わせて使われることが多いです。柄によってはカジュアルなものに合わせていただいても構いません。
九寸帯
お太鼓が一重となる帯です。セミフォーマルから、カジュアルまで、幅広く使える帯です。染帯は個性をいかしたコーディネートが楽しめます。